北京の現代アートたち

1950年代に海外の技術を取り入れて北京郊外に作られた工業団地。工場としてのお役目を終えた今、現代アートのギャラリーにリノベートされ、新たに脚光を浴びているようです。
大山子798芸術区という場所で北京の中心から少し空港の方に行ったところにあります。
工業団地をほぼそのまま使っているせいかパイプとかむき出しのままで雰囲気満点です。



カフェとかもあったりして

さすが北京です。
外人のお客さんが多かったように思います。特に西洋人。かなりの割合を占めてたように思います。
それにしても昔の工場をほぼそのまま使っているところがまたすごい。

壁に毛沢東万歳!のスローガンが残っていたり。

工場の中の展示はこんな感じ。

入り口や階段もいい感じ

工場がぎざぎざのやねなのは光をとる窓をつけるためだったということを初めて知りました。

屋外の彫刻???もいろいろありました。

ジオングみたいな銅像もあったりして。

文化大革命の時代をパロディーにしたようなものが目立ったように思います。毛沢東万歳!を消さずに残していたり。壁のいたるところに社会主義国家に共通する「☆」マークをつけていたり。

工場と工場の間にちょっとした休むところがあったりして



テーマパークみたいで楽しかったです。
全体的に見た感想ですが、中国人芸術家の作品はやはり中国らしい表情にあふれていました。
ふくらみのある(ちょっと太めな感じ?)女性像や赤を多用した色彩や、中国らしいくすんだ空の色や、社会主義的な労働者を髣髴とさせるぼろぼろの作業着を着た男性の彫刻や、日本人ではあまり考え付きそうに無い発想にあふれていました。
文化大革命で根絶やしにされかかった中国の芸術がここからまたそだっていくんだろうなーと思いました。


久しぶりにとりまくったロモの写真が出来てくるのが楽しみ〜