待たされて待たされて、、、

指紋もとり終わり、写真も撮り終わった後はホテルの事務所に連れて行かれました。


結局、今のところ刑事が僕の部屋に来て分かったことは
1、前にここに住んでいた人はタバコを吸う人だ
2、去年の11月頃に僕の彼女が鏡にかかっていたカレンダーをはずした
3、僕は左利き
の3点ということはさておき、期待しましょう。今後の進展に。
だって、僕、全部知ってるもん。それくらい。


ホテルの1階に事務所らしきところがあったのでてっきりそこにいくのかと思いきや、そんなことは無く。
3階建てのホテル、自分の部屋は3階にあるのですが、実は同じフロアの客室の一つがホテルの執務室になっていました。
まぁいいんでしょうけど、僕が思うにとっても不便だと思うんです。
だって、ドアがオートロックなんですもん。毎回入るときに、中の人があけるか、外からかぎ開けないとは入れないんですもん、、、
カードをかざしてロックを解除してから入るオフィスが増えている今、違和感は無いのかもしれないけど、あれ、普通のドアですからねぇ、、、まぁいいのか、結果として顧客の情報が守られている、と考えればよければとりあえず。


中に入ると、ホテルの人が一人、あと警官3人、刑事が2人。警官増えました。しかもちょっと偉そうな人。
指紋をとられ、また少し話をし、15分ほどしたら今度は
「これからとってもたくさんの書類に君のサインをもらわないといけないんだ」
ととっても面倒で大変そうに言われたのち、再度派出所に行くことになりました。


派出所にはものの5分ほどでつきました。19時20分くらいか。つれてきてくれた警官は
「ちょっとここで座ってまってて。いい?座ってまってろよ」
といわれ、奥に引っ込んでしまいました。
ホテルにはまだ警官2名と刑事2名が残ってホテルの従業員の指紋を取ったり、ホテルの人に話を聞いたりしています。これは時間がかかるなぁ、と腹をくくってとりあえず待つことにしました。


30分経過・・・


待っている部屋にはパソコンが一台有る。そこで警察官が延々とソリティアをやっています。
黙々とソリティア。部屋にはマウスをクリックする音が空しく響きます。


1時間後
まだ、ソリティアをしているので聞いてみました。
「忙しいか?」
「うん、とてもいそがしい」


「・・・どこが???」ともいえず、、、


1時間半後
さすがにお腹がすいた。
だってもう夜の9時ですから


「お腹がすいた」といったらソリティアしながら
「食事してきていいぞ」と偉そうに言われたので行くことにしました。


夜の10時ごろ、警察署に戻る。
すると、待ち構えていたかのように警察官が出てきて、書類を3枚ほど持ち出してきました。
「たくさんの書類にサインをしてもらう必要があるんだ!」と嘯いていたが、、、
結局こんなもんね。
「この人はこういう事情で警察に通報して、警察署はそれを受領しましたよ、」という証明を出してくれました。


22時20分、漸く解放。
ちょっと疲れた。


翌日、会社の総務の人に相談した所、ホテルにものすごく抗議してくれたらしいです。
ホテルは全従業員の指紋をとったり、全員に質問したりと犯人探しに協力してくれているみたい。
当面の対策として、ホテルは小さい金庫を用意してくれるらしい。




しかーし。


さすが中国。やっぱり面白い。只じゃ起きない。
翌日になって連絡があり
「金庫じゃ金庫ごと取られて危ない。もっと大きなかぎのかかるものの方がいいはず」
と言い出したらしく、うちの会社の総務の人も
「まぁ、見てみたらどう?」
というもんですから、はたしてどんなものが来るのか楽しみにしていました。


そして部屋に届いたのはこんなもの↓



















確かに、、、おっしゃるとおり簡単に持ち出せませんが、、、なんだか、ちょっと。。。
しかもこれ、この前ホテルの事務室で見たような・・・





ちなみに明日(土曜日)も警察に呼び出されています。
「君にはたくさん聞かなきゃいけないことがあるんだよ」
ととっても大変そうに言われました。