フレンチな一日

ちょいと大きなフレンチな買い物のあとは家族でフランス料理。お父さんとお母さんが20年前から目をつけていた表参道のフランス料理屋、


Joel


正直、日本で食べるフレンチって値段も高いし鼻が高い感じがしてどうもいけ好かない感じがしていた。「本当においしい食を知らない日本の哀れな者どもへ」という態度をひしひしと感じ、味はともかく気分はいつも悪かった。正直そんなにうまくも無く、天やの天丼の方がずっと良い、とすら思うくらい。行ったところが悪かった、というのが大きな理由だろうけど。


でもここはすごいいい。正直ものすごい良い。


安くはないけど本当においしいし良心的。前にほかの店に行ったとき、みんなべつべつなものを頼んでみんなでまわして食べようとしたらいやな顔をされた。だって、おいしいものは共有したいじゃん。でもここでは店員さんがまわすの手伝ってくれた。びっくりした。
チーズもどれがいいですか?と聞かれ、「全部!」と答えたらちょこっとずつ全部食べさせてくれた。デザートも6種類持ってきてくれたけどまたまた選べずに悩んでいたらちょっとずつ、(といってもかなりたくさんだったけど)全種類盛り合わせてくれた上にアイスをつけてくれたり。デザートはそれぞれ強い個性があり、もう言うこと無いです。


とっても楽しい気分になりました。気取っていないこと、おいしい食事を楽しくしてほしい、という心にあふれていること、とらわれないこだわりとおいしさを追求していること。昔家族でイギリスにいた時の感覚に一瞬陥っていたくらい本格的にヨーロッパな雰囲気。とにかくそれくらい雰囲気も味も含めて外国情緒を感じるには十分な場所。
恋人で行くのはあんまりお勧めしたくない。できれば家族でなにかのお祝いにオススメ。暖かい家族というイメージのほうがこのお店にはあってると思う。


ちなみにフランス、あんまり好きじゃない・・・
なんだろうね。フランスの文化は良いんだけどあんまり良い人間にめぐり合えていない。パリにはもう行きたくないなぁ・・・だから日本にこういう店があるというのは僕にとっては尚ありがたいことだったりします。