窮屈なこと

C_Wang19802005-03-08

高校時代を海外で過ごしたことがあるせいか帰国子女の友人が多いと思う。
それにうちの家族は父と母以外は一応みんな帰国子女ということになっている。
「なっている」というのは僕が通っていた高校が通っていた大学の付属の高校で実質的に日本人学校だったから。


それはさておき、ちょっと気付いたことがありまして。
弟、妹、高校の友達含め、帰国の人はだれかしらかならず苦しんでいる人がいる。
日本になじめない、日本語がわからない、アメリカが恋しいなどなど
なれれば作法とか礼儀とか覚えていくし、言葉だっていやでも覚えるし、長く住めば日本にも愛着が湧くからほとんどが時間とともになんともなくなっていくものだけど一つだけどうしようもないものがあるとおもう。
それは「文化の多様性の欠如」
海外で日本人として暮らしている以上、常にその国と日本の2つの文化が会って、そのなかで片方の文化のいやな部分は片方に回避して、いいところは楽しんで、という贅沢な経験が出来ていたんだと思う。
それが出来なくなった。
単一の文化だけだと逃げ場が無くなって窮屈な気分になる。


日本ってそもそも外国人にたいして排他的な側面があるとおもう。
ベッカムー!!!とかブラピー!!!とかいってあこがれるけど家には入れない、みたいな。


びみょーに窮屈さを感じる今日この頃。


[写真]上野公園の吊り輪HOLGA F8 SS1/100 IlfordDeltaISO400