世界遺産の入り口

石畳の熊野古道

三重県熊野市に来ました
久しぶりの遠出です。電車に揺られて10時間以上。

前から行ってみたかったのが熊野古道
2004年7月をもって世界遺産に登録された日本の聖地。
その熊野古道の一つ伊勢路が通っているのが伊勢市から和歌山県本宮町でその途中に熊野市はあります。

  • 人がいない
  • 電車はもちろん単線
  • 商店は昼なのに閉まっている
  • 駅前に日通がある
  • ようこそ○○へ!という垂れ幕

などと地方都市の条件がぎっしりつまった熊野市。新鹿という熊野市駅から3駅ほど行ったところで降りて線路沿いに歩いていくとすぐに山道になります。これが熊野古道
苔むした石畳が続く静かでくらーい道です。
歩いていると思うんですが、よくこんな山道に石畳を敷いたものです。今同じことやろうと思ったってそう簡単にはできません。ましてや昔の人がこの長い長い道のほとんどを石畳で埋め尽くしたということ自体驚きます。


歩いていると時々小さな集落を通る。家が10件くらいあって、1mくらいの幅の小道が家と家の間をうねうねと走っている。一番広い道でも軽自動車がやっととおれるくらい。集落の中心には小さな神社があったりしていかにも日本っぽい。その神社に意外と有名な人が祭られていたりして結構侮れない。
神社の中でも特に驚きだったのは徐福という人を祭った神社。この徐福という人は大昔の中国の皇帝、秦の始皇帝が不老不死の薬を求めて日本に派遣したという伝説上の人物です。歴史上に残る中国人と日本人の記念すべきファーストコンタクトです。そんな国際的な大イベントの記念碑がこんな小さな集落にあるのです。さすが世界遺産