「ふつう」であること

C_Wang19802006-05-14

この車はまぁ普通です。でも、外見ほど「ふつう」ではないんです。


シトロエンBX


欲しくなった理由はほかでもない。父がシトロエン信奉者である我が家にとって、家にあること自体がとっても自然であること。てか我が家ではもうブランド化している。マニアックといわれようと好きなんだもん。仕方ないじゃない。思いで深いものだしさ。


見た目が普通なだけ内容はエキセントリックそのもの。
この車、メーターや計器が面白いらしい。洋服の裏地フェチな自分としてはかなりツボ。見えないところがステキってすごく惹かれる。ジュースの缶みたいなのがハンドルの奥に2個ついていてそれに全てのボタンが集結しているんだとさ。ハンドルから手を離さずして全ての操作を行える。想像つかないけどなんだかユニークであることは間違いなさそう。
そしてサスペンション。ハイドロニューマチックというナイキエアーをちょっと高度にした仕組みのサスペンション。これが本当に良い。車体が傾いたりゆれたりすると油圧で空気の量を増減する仕組みになっているらしい。これが信号で止まっている時、自動的に車高を調整するために「ふぅ〜」という音を立てて時々息を吐いたり吸い込んだりする。生きているみたいで愛らしい。エンジンを切るとペッタンコになり、エンジンを起動するとむくむく起き上がる。「血の通った機械」という表現がぴったりきてしまうかも。
さらに程よい大きさ、程よい排気量、そしてハッチバックであることを考えるとなんだかとってもいいものに見えてきた。欲しい!と思った。
ちなみに外見に関してはまぁまぁ。。。80年代のデザインらしいといえばそうですけど自分の中では結構普通な部類だと思います。でも!見た目にエキセントリックさを求める自分にとっても捨てがたいくらいこの車のサスペンションはすばらしいです。(この車の前の世代でもふっかふかだったから)


普通な外見なのに、空が見えないのに未だにいつか欲しい、と思ってます。
20万円くらいから手に入ります。
唯一あるとすれば、内装のエキセントリックなBXはあんまり数が無いそうです。そしてふるーい上に故障が多かったのであんまりよろしくはないそうです。ヘタに古い車よりもメンテに金と時間がかかりまくります。
この車の白、青あたりは本当に良いと思うんだけどね。いーなー。