客観的に見るいつもの日本の世界

ちょっと新鮮な体験☆
その前にかえるさん、まゆみさん、ありがとうございました。


王子の一角にある日本家屋で日本の自然食+お茶体験してきました。
まずお料理。健康志向そのままといった素朴で味わい深いお料理の数々。
お弁当箱に入っているのがなんとも言えず、とってもおいしかったです。
それにしても手間ひまかかってこんなに用意して頂いて本当に嬉しかったです。
写真は後日公開
そして全員で着物着用。やっぱり和服は日本人に似合うんだね。すげーいい感じ。


そしてお茶の先生を招いて簡単なお茶会。
わざわざお茶の先生が来てくださるなんてなんとも贅沢。
しろうとなわれわれにいろいろちゃんと教えてくださった。


お茶、何気にかなり身近な存在。
おばあちゃんちにいくといつもあたりまえのようにお茶席があっていろいろなお茶をやってた。だから習ってもいないのにイメージだけはある。人によってお茶も違うんだなぁと実感できてとっても新鮮だった。
道具を置く台みたいなやつ、そして「壷中日月長」という軸。
特に軸。こういう精神世界的なテーマの文章を書いた軸をお茶席で見たのが新鮮だった。
おばあちゃんとこでかけてるのっていつも詩的だったりしたし自然の中から精神世界をにじませるような内容が多かったけど、
「壷の中という宇宙!秋は日も月(の出ている間、すなわち夜)も長い。」
みたいにこんなにダイレクトに「宇宙」みたいなことばを出している軸はあんまし見たことが無くちょいと新鮮。自分が無知なだけかもしれないけど。
軸の雰囲気で場の雰囲気も変わるんもんですね。
考えすぎか。
お菓子考えてコーディネートしてみたかったなぁ、、、
今の季節なら黄色い栗の形したちょっと硬めな練り菓子みたいな定番もいいし、何気に小枝でもいいかも。


作法を知らない自分にとって、お茶の世界は作法を楽しむ場ではなく、日本の芸術のコラボレーションの場で花、軸、そして食。これらが融合して一つの擬似的な自然を作り出す、そういうのがお茶の楽しみだと思ってしまってます。なにかを感じる場所をつくる、みたいな。
モダンアートとかにみられるコンセプチュアルアートが表舞台に出る前に、季節というコンセプトを表現しつづけてきたお茶席。とても先進的なアート空間だと思います。
格式じゃなく、決まりごとじゃなく、とても流れの有る無形の精神世界をふわっと手にとったら形になった素敵な瞬間。