劇画タッチな人間模様

ふと気付けばうちの会社の人達、結構どっぷりディープな人生を送ってる人が多いなぁ、と思った。
中卒で東北から就職列車乗って来た人とかいるし、どたばたな人生を送って来た人もいるし、離婚したけど子供が恋しいとか、深夜まで奥さんのスナックを手伝ってたりとか、会社の社長から転落したりとか、病気の娘の治療費を出す為に会社の金に手を出しちゃったりとか、料理人になる夢をあきらめずに店を出す資金を必死に貯めてたり。
仲が悪いわけでは無いけど年に二三回しか職場で飲み会をしない。なのにみんな「晩酌は欠かさない」「酒はいくらでもいける」と口を揃える見栄っ張りぶり。
育って来た環境も考え方もやってることも価値観も違うけど、彼等のうち多くが挫折を経験しているせいか本質的に優しい。人生の教訓みたいなものをたっぷり含んだ話をさらりとしてくる。
昭和色の西日が差し込んでくる人間交差点
あんまりインテリジェントな感じじゃないけど人間として大切なことを感じたり学んだり悩んだり出来るなぁとおもった。
世の中広いね。この先もっと頑張ってもっと色んな人に会えたらいいな、と思う