オープンカフェの秘密

日本にはあんまりオープンカフェみたいなのがないなぁ、と思っていました。
あってもベランダみたいになってるとか、敷地の中に室内じゃないスペースがあるって程度。
公道に張り出たようなベルギーの飲食店街みたいなオープンスペースが無いのはなんでなんだろう?

日本大通り:モデルはシャンゼリゼ オープンカフェを実験−−来月2日から /神奈川
 ◇弁当業者排除、出店料は1カ月5万円

 ◇横浜市西洋風日本大通り

 日本初の西洋風街道・日本大通り横浜市中区)で、9月2日から横浜市によるオープンカフェの実験が始まる。フランスのシャンゼリゼ通りをモデルに、歴史的建造物の多い街並みを楽しんでもらう試みだ。既に一部の店舗がパラソルやテーブルを並べ、市民や観光客らでにぎわっている。市は11月末まで実験を続け、将来の通年化を目指す。一方、無許可のうえ景観を損ねるとの理由で昨夏に閉め出された弁当業者は「オープンカフェのために排除された感じ」と不満を募らせる。

 日本大通りでは02年に9日間限定のイベントとしてオープンカフェが設置された。市都市デザイン室の河本一満課長補佐は「日本の公道でオープンカフェが3カ月も常設されるのは初めてだろう」と話す。通年化を見据え、民間企業でつくる実行委員会が実験の運営主体を務める。

 パラソル1基分の出店料は1カ月5万円。実行委は9月の実験開始を前に、食品衛生法の要件を満たし、歴史的な街並みにふさわしいかどうかを基準に出店希望業者を審査している。5店程度で実験が始まる見込みだ。

 既に地元の3店がパラソルを出して営業。7月23日からコーヒーや焼きたてパン、おにぎり、チーズケーキなどを提供しているコンビニエンスストアのgoozは「平日の朝、昼と休日はほぼ満席。金曜の夕方には外国製ビールを飲む人も多い」と手応えを語る。

 横浜市の50代の主婦は「大歓迎」とお気に入りの様子。同市の30代の女性会社員も「雰囲気がいい。オープンカフェが好きなのでもっとあったらいい」と拡大を望む。

 一方、昨夏に立ち退かされた弁当業者もオープンカフェに出店申請できる。しかし景観を理由に認められない公算が大きいうえ、1カ月5万円の出店料も二の足を踏む原因になっている。

 2年前から歩道で弁当を売っていた30knots経営の小野克博さん(52)は「昼の1時間くらい通行人の迷惑になってないし、認めてもらいたい」と要望。別の業者も「客の需要はある。今まで良かったのにオープンカフェのために排除されたみたいだ」と憤る。

 市都市デザイン室は「地区外の飲食店などにも門戸を開いている。日本大通りの雰囲気に合った出店を」と強調する。【インターン・糸澤圭史】

毎日新聞 2005年8月25日

基本的にはNGなんですね。ようやく日の目を見るということで。
とりあえず横浜にこういうのができるのは嬉しいことです。
道行く人とカフェでくつろぐ人が何も隔てずにeyelevelでふれあう。
出展料が高いのがまだまだ気になるところだけどこの調子で津々浦々までオープンスペースを作って欲しいもんです。


公道が面白くなりそう。
そうなればそうとう楽しいCity Life!