「徳」とSustainable Developmentの源泉

日暮硯 (岩波文庫)

日暮硯 (岩波文庫)

恩田杢という人の日本人らしい「徳」が人を動かし、財政が極端に悪化していた藩が立ち直る!というお話。全部古文なので70ページしかないのにすごい時間がかかる。英語よりムズイかも。
きちんとやることをやる、というスタンスを貫き通し、それを次の世代も、その次の世代もちゃんと続けていったらいつの間にか財政が立ち直っていたらしい。
人間やることをやる、というのは難しい。自分でモチベーションを保てる人なんて実はほんのわずかでほとんどのモチベーションの源泉は外部に頼っている。そう、ついていきたい人とかに頼っている。
その役割を死んだ後も果たし続けてSustainableな改革をした恩田杢さんはすごい。


逆境にいる人、上杉鷹山の本ほどじゃないけどちょっと励みになるとおもいます。