看板は「外国人」

最近仕事柄小さい会社に営業に行くことが多い。
小さい会社であるが故に社長だったりすることがほとんど。
立ち上げたばかりの通販の会社の経営者と会うとなかなか面白いお話ができます。


それはともかく。
気になるのはその社名。必ずといっていいほど横文字なんです。カタカナで書かないと書けないようなやつね。
「〜カンパニー」
「コーポレーション」
「(アルファベットを数文字並べただけの略称っぽいやつ)」


いいんでしょうか。
グローバル化をにらみ、日本語がわからない人にもなじみやすいように・・・」
なんて理由があるかもしれないけど小さい会社のほとんどはとてもドメスティックな活動をしている。
「目新しさ、斬新さが感じられる」という意見もあると思います。
別にどんな単語を選ぼうとも目新しくは有りません。だって外国語の社名の会社ってすでにいっぱいあるじゃん。


いいじゃん。日本語で。社長の名前に「産業」とか「工業」とかいろいろつけるだけで。
感じの組み合わせでもいいじゃない。
日本の会社なんだから日本語で社名つけて欲しいよ。
看板が自分の国のものでないものは外国で「日本の会社である」という看板は背負っていけるとは思えない。
名前は肩書きでもあるんだからそうそう安易に外国人にしてはいけないと思う。


楽天なんてすごいと思う。
この社名を聞いた外国人はどう思うことだろう。
「外国の会社だ」って一目でわかる。
「どこの?」「どういういみ?」言葉だけでも興味が
国際社会においてどこの国のものかというのは一つのアイデンティティーだと思う。サッカーの選手じゃなくても一歩外にでればすべての人は日本代表な訳だから。
「日本のもの」「日本を背負っている」という強い意味が社名の意味以前に印象を放つ。


考えすぎ?でも僕としては大問題だと思う。
日本の産業の看板である社名が「外国人」になっていく。
日本から日本が消えていく。そんなことがあってはならないんじゃなかろうか。
そうなったら日本は「日本という国である」というアイデンティティーを一つ失うことになって、それはとっても不利なこと思うからだ。


偏ってるかな、んんん。どうなんだろう。